長時間露光で水を流したり、日中に絞り開放で撮影したりするために欠かせないNDフィルター。中でもNiSi(ニシ)は風景写真家から高い支持を得ているフィルターメーカーです。しかし「NDフィルターの段数は何を基準に選べばいいのか」「角型と丸型の違いは何か」「GNDフィルターはどう使うのか」という疑問を持つ方が多いのが実情です。この記事では、NiSi NDフィルターの種類・段数計算・使い方を物理的根拠とともに解説します。
・NDフィルターの段数(ND8・ND64・ND1000等)と露光時間の関係
・NiSiの角型フィルターと丸型フィルターの違いと選び方
・GND(グラデーションND)フィルターの種類と風景撮影での使い方
・被写体別(滝・海・夜景・日中ポートレート)の推奨ND段数と設定値
NDフィルターの基本|光量を減らす物理的仕組み

NDフィルターの「ND」と段数の意味
NDフィルターの「ND」はNeutral Density(中性濃度)の略で、すべての波長の光を均一に減衰させるフィルターです。「Neutral(中性)」とは色味を変えずに光量のみを減らすことを意味します。数字はフィルターの減光倍率を表し、ND8は光量を1/8に、ND64は1/64に、ND1000は1/1000に減衰させます。
段数(ストップ)は2の累乗で表現されます。ND8は3段(2³=8)、ND64は6段(2⁶=64)、ND1000は約10段(2¹⁰=1024≒1000)です。1段分の減光は光量が半分になることを意味し、シャッタースピードが2倍になります。例えばNDフィルターなしでSS1/250秒が適正露出の場合、ND8(3段)を装着するとSS1/30秒に、ND64(6段)ではSS1/4秒に、ND1000(10段)ではSS4秒になります。NDフィルターの表記はメーカーによって異なり、NiSiは「ND8」「ND64」「ND1000」のND倍率表記を使用しています。
ND段数と露光時間の関係: 目標SS=現在のSS×ND倍率。ND8(3段): 1/250秒→1/30秒。ND64(6段): 1/250秒→1/4秒。ND1000(10段): 1/250秒→4秒。段数が1段増えると露光時間は2倍。ND8+ND64の重ねがけは3+6=9段(512倍)になる。
NiSiのNDフィルターラインナップ
NiSiのNDフィルターは丸型(円形・ねじ込み式)と角型(角形・ホルダー差し込み式)の2形式で展開されています。丸型は67mm・72mm・77mm・82mmの各フィルター径で、レンズの前玉にねじ込んで使用します。角型は100mm・150mmの2規格で、専用ホルダーに差し込んで使用します。
丸型の主要ラインナップはND8(3段)・ND64(6段)・ND1000(10段)・ND32000(15段)です。「IRND」シリーズは赤外線カット機能を備え、長時間露光時に赤外線漏れによる赤かぶりを防止します。通常のNDフィルターは可視光だけでなく近赤外線も透過するため、10段以上の長時間露光では赤外線がセンサーに蓄積して画像が赤みを帯びることがあります。NiSiのIRNDはこの赤外線をカットする多層コーティングを施しており、ND1000以上での長時間露光でも色被りが発生しません。角型フィルターにはNDフィルターに加えてGND(グラデーションND)フィルターが用意されており、空と地面の輝度差を圧縮する風景撮影用途に対応しています。
角型と丸型の違い|それぞれのメリット・デメリット
丸型NDフィルターはレンズの前玉にねじ込む方式で、携帯性が高くセットアップが簡単です。しかし1枚しか装着できない(重ねがけはケラレのリスクあり)、GNDフィルターのグラデーション位置を調整できないという制約があります。
角型NDフィルターは専用ホルダーに最大3枚のフィルターを差し込める方式で、NDとGNDの組み合わせやフィルターの位置調整が自在です。GNDフィルターのグラデーション境界を水平線の位置に合わせて上下に動かす操作が可能で、これは丸型では実現できません。デメリットはホルダーシステム一式の初期投資が必要なこと(ホルダー約1.5-2万円+アダプターリング約3,000-5,000円+フィルター本体)と、セットアップに時間がかかることです。風景写真を本格的に撮る方には角型、日常のスナップや旅行では丸型が合理的な選択です。NiSiは2022年に発売した「SWIFTシステム」でフィルター着脱を押し込み式に簡略化しており、従来のねじ込み式より高速な着脱が可能です。
| 項目 | 丸型(円形) | 角型(100mm/150mm) |
|---|---|---|
| 装着方式 | ねじ込み | ホルダー差し込み |
| 重ねがけ | 1-2枚(ケラレ注意) | 最大3枚 |
| GND位置調整 | 不可 | 自由自在 |
| 携帯性 | 軽量コンパクト | ホルダー込みで大型 |
| 初期投資 | 約5,000-15,000円/枚 | システム一式約3-5万円 |
GNDフィルターの仕組みと使い方|空と地面の輝度差を制御する
GNDフィルターとは|ハーフNDの進化形
GND(Graduated Neutral Density)フィルターは、フィルターの上半分にND効果があり、下半分は透明なグラデーション構造のフィルターです。空の明るさだけを暗くし、地面の露出はそのままに保つことで、輝度差の大きい風景写真で空の白飛びと地面の黒つぶれを同時に防ぎます。
人間の目は約12-14EVのダイナミックレンジ(明暗差)を知覚できますが、カメラのセンサーは約10-12EVです。日の出前後の風景では空と地面の輝度差が約4-6EVに達し、空に露出を合わせると地面が黒つぶれし、地面に合わせると空が白飛びします。GNDフィルターはこの2-4EV分の差をフィルターで圧縮し、1回の露光でハイライトとシャドウの両方のディテールを記録可能にします。後処理(Lightroom等)でハイライト回復・シャドウ持ち上げを行う方法もありますが、GNDフィルターを使った方がノイズの少ない高品質な結果が得られます。
後処理でシャドウを持ち上げると、暗部に蓄積した読み出しノイズが増幅されてザラつきが発生します。GNDフィルターで撮影段階から輝度差を圧縮すれば、暗部により多くの光が記録されるため、ノイズの少ないクリーンな画像が得られます。これは「Expose to the Right(ETTR)」の原理で、ヒストグラムを右寄り(明るい側)に最適化する手法です。
GNDフィルターの3種類|ソフト・ハード・リバース
NiSiのGNDフィルターは「ソフトGND」「ハードGND」「リバースGND」の3種類があります。違いはグラデーションの境界の幅(遷移域)です。ソフトGNDは約40%の範囲で緩やかに変化し、ハードGNDは約10%の範囲で急激に変化します。
ソフトGNDは水平線が明確でないシーン(山や森の稜線、ビル群のスカイライン等)に適しています。グラデーションの遷移が緩やかなため、不規則な境界線にも自然に馴染みます。ハードGNDは海と空のように水平線が明確で直線的なシーンに最適です。遷移が急なため、水平線を基準にしてフィルターを配置すると空のみにND効果が適用されます。リバースGNDはフィルターの中央(水平線付近)が最も濃く、上に向かって薄くなる逆グラデーションです。日の出・日の入りで水平線上の太陽が最も明るい場面で有効です。段数は2段(GND4)・3段(GND8)・4段(GND16)が主要ラインナップで、日の出前後の風景にはGND8(3段)が最も汎用的です。
GNDフィルターの実践的な使い方
角型GNDフィルターの使用手順は5ステップです。第一にカメラを三脚に固定し、構図を決める。第二にGNDフィルターをホルダーに差し込む。第三にグラデーションの境界線を水平線の位置に合わせる(上下にスライドして調整)。第四にライブビューで露出を確認し、空と地面の明暗バランスを確認する。第五にシャッターを切る。
グラデーション位置の微調整は、ライブビューで確認しながら行うのが確実です。フィルターを上にずらすと空への減光範囲が狭くなり、下にずらすと広くなります。ハードGNDの場合、境界線が水平線より5mm上(フィルター上)にあると水平線付近の地面まで暗くなってしまうため、慎重に位置を合わせてください。複数のGNDフィルターを重ねることも可能で、GND8(3段)+GND4(2段)=5段の減光が得られます。ただし重ねるほどフィルターの光学面が増えるため、ゴーストやフレアのリスクが上がります。NiSiのIRコーティングは重ねがけ時のゴーストを軽減する設計ですが、2枚以上の重ねがけでは逆光を避けてください。
GNDフィルターの選び方: 水平線が直線的(海・湖)→ハードGND。稜線が不規則(山・森・建物)→ソフトGND。日の出・日の入り撮影→リバースGND。段数は3段(GND8)が万能。初めて購入するなら「ソフトGND8」1枚から始めるのが合理的。
ND段数の選び方|被写体別の推奨段数

滝・渓流撮影のND段数|SS1/4-2秒を目標にする
滝や渓流の長時間露光では、SS1/4-2秒で水流が白い帯状に流れる表現が得られます。日中の適正露出がF11・SS1/250秒・ISO100の場合、SS1秒を得るにはND256(8段)が、SS1/4秒を得るにはND64(6段)が必要です。
NiSiの丸型IRND64(6段)はφ77mm(約8,000円)で、滝撮影の定番フィルターです。ND64を装着するとファインダーが暗くなるため、構図とピントをフィルター装着前に決めてからフィルターを装着してください。ライブビュー撮影なら画面の増感でフィルター越しでも構図が確認できます。曇天では環境光が1-2段暗くなるため、ND64で十分にSS1秒以上が得られます。晴天の日中でより長い露光(SS4-10秒)が必要な場合はND1000(10段)を使用するか、ND64+ND8(6+3=9段)の重ねがけで対応します。水流の表現は好みの問題ですが、SS1/4秒で「流れの形が残る表現」、SS2秒で「シルク状の滑らかな表現」、SS10秒以上で「水流の形状が消えて霧状の表現」になります。
海岸撮影のND段数|波の表現を変える
海岸での長時間露光は、波の表現を大きく変えるテクニックです。SS1/1000秒で波しぶきが止まり、SS1秒で波が帯状に流れ、SS30秒以上で海面がシルク状に平滑化されます。日中の晴天でSS30秒を得るにはND32000(15段)が必要です。
NiSiのIRND32000(15段)は超高濃度NDフィルターで、日中の晴天下でも2-4分の超長時間露光が可能です。F11・ISO100・適正露出SS1/500秒の条件で、ND32000装着時のSSは約65秒です。超長時間露光ではバルブモード+レリーズを使用し、スマートフォンのタイマーで露光時間を計測します。ND32000の注意点は、15段分の減光でファインダーがほぼ真っ暗になることです。構図・ピント・露出をすべてフィルター装着前に決定し、MFでピントを固定してからフィルターを装着してください。AFのまま撮影すると、暗闘下でAFが迷って合焦できません。
| 被写体 | 目標SS | ND段数 | NiSiフィルター |
|---|---|---|---|
| 滝・渓流(帯状) | 1/4-2秒 | 6段 | IRND64 |
| 海(シルク状) | 10-60秒 | 10-15段 | IRND1000 / IRND32000 |
| 日中ポートレート(開放) | 1/1000-1/4000秒 | 3-4段 | IRND8 / ND16 |
| 雲の流し(長秒) | 30-120秒 | 10-15段 | IRND1000 / IRND32000 |
| 動画(180°ルール) | 1/50秒(24p時) | 3-6段 | 可変ND(True Color VND) |
日中ポートレート・動画撮影のND段数
日中の屋外で絞り開放(F1.4-F2.8)のポートレートを撮る場合、シャッタースピードが1/8000秒を超えてしまうことがあります。カメラの最速SSが1/8000秒で対応できない場合、ND4-ND8(2-3段)で光量を減らしてSS1/4000秒以下に収めます。
動画撮影では「180°ルール」(シャッタースピードをフレームレートの2倍に設定する)に従うのが標準です。24fps撮影ではSS1/50秒、30fpsではSS1/60秒が目標です。晴天日中でF4・ISO100の適正露出がSS1/1000秒の場合、SS1/50秒にするにはND16-ND32(4-5段)が必要です。NiSiの「True Color VND(可変ND)」は2-5段の範囲でリング回転によりND段数を連続的に変更でき、動画撮影で照明条件が変化する場面に対応できます。可変NDの注意点は、最大段数付近(5段以上)で「X字ムラ」が発生することです。NiSiのTrue Color VNDはX字ムラの発生を最大段数の約80%まで抑える設計ですが、最大段数ギリギリでの使用は避けてください。
NiSi NDフィルターの品質と選び方|色被り・コーティング・耐久性
色被りの問題とNiSiの対策
安価なNDフィルターは長時間露光で色被り(主にマゼンタや青への偏り)が発生することがあります。これはNDコーティングが可視光の全波長を均一に減衰できず、特定の波長を多く透過または遮断するためです。
NiSiのIRNDシリーズは、近赤外線カットコーティングと広帯域ARコーティングを施しており、色被りの少ない「ニュートラル」な減光を実現しています。ND1000(10段)の長時間露光でもWB調整なしで自然な色再現が得られます。安価なND(2,000-3,000円の中国製等)はND64以上でマゼンタの色被りが顕著になることが多く、後処理でWBを調整しても完全に補正できない場合があります。NiSiのIRND64(77mm)は約8,000円、IRND1000は約10,000円で、品質を考慮するとコストパフォーマンスは高水準です。色被りの少なさは長時間露光の画質に直結するため、NDフィルターは品質を妥協しないことを推奨します。
ガラス材質とコーティングの違い
NiSiのNDフィルターは光学ガラス(丸型)またはIR光学ガラス(角型・高級ライン)を使用しています。安価なNDフィルターに使われる樹脂(レジン)製と比較して、光学ガラスは平面精度が高く、解像力への影響が少ないです。
NiSiの角型フィルターは厚さ2mmの光学ガラスで、両面にARコーティング(反射防止)+撥水コーティング(防水・防汚)+IRカットコーティングの3層構造です。撥水コーティングにより水滴が玉状になり拭き取りが容易で、水辺での撮影時に実用的です。指紋も付きにくく、クリーニングの手間が減ります。光学ガラス製は樹脂製と比較して衝撃に弱い(割れるリスクがある)ため、専用のフィルターケースに入れて持ち運んでください。NiSiは各サイズのフィルターに対応する専用ケースを販売しており、角型フィルターは最大6枚を収納できるポーチ型ケースが便利です。
安価なND(2,000円以下)を購入して長時間露光で紫色に色被りした写真を量産すること。NDフィルターの品質差は段数が大きいほど顕著になります。ND8(3段)では差が小さくても、ND1000(10段)では色被りの差が明確に現れます。最初から品質の良いNiSi IRNDを選ぶことで、後処理の手間と画質劣化を防げます。
NiSi NDフィルターのおすすめ購入セット
初めてNiSi NDフィルターを購入する場合の推奨セットを3段階で示します。入門セット(丸型)、中級セット(丸型+GND)、上級セット(角型システム)です。
入門セット: IRND64(6段・77mm)1枚で約8,000円。滝・渓流撮影に対応。中級セット: IRND64+IRND1000(10段)の2枚で約18,000円。海岸の長時間露光にも対応。上級セット: 100mmホルダーシステム(約15,000円)+100mm角型IRND1000+ソフトGND8+ハードGND8で約50,000-60,000円。風景写真の全シーンに対応。フィルター径は77mmが最も汎用性が高く、異なる径のレンズにはステップアップリング(約1,000-2,000円)で対応できます。82mmのレンズに77mmのフィルターは装着できないため、最大径のレンズに合わせて購入するか、82mm版を選んで77mm以下のレンズにはステップダウンリング(ケラレ注意)で対応してください。
長時間露光の実践テクニック|NDフィルター使用時の撮影手順
NDフィルター装着前の準備|構図・ピント・露出の固定
ND64以上の高濃度NDフィルターを装着するとファインダーが暗くなり、構図もピントも確認できなくなります。そのため、フィルター装着前にすべての準備を完了させる必要があります。
手順は以下の通りです。第一に三脚にカメラを固定し、構図を決める。第二にAFでピントを合わせた後、MFに切り替えてピント位置を固定する。第三にマニュアル露出(M)モードで適正露出を確認する(例:F11・SS1/250秒・ISO100)。第四にND段数に応じた新しいSSを計算する(ND64なら1/250×64=約1/4秒)。第五にNDフィルターを装着し、計算したSSに設定してシャッターを切る。30秒を超える場合はバルブモード+レリーズを使用してください。ND計算を手軽に行うには、スマートフォンアプリ「NDCalc」や「PhotoPills」が便利です。フィルターの段数と現在のSSを入力すると、フィルター装着後の目標SSを自動計算してくれます。
長秒ノイズリダクションの設定
30秒以上の長時間露光では、センサーの暗電流によるノイズ(ホットピクセル・固定パターンノイズ)が増加します。カメラの「長秒時NR(ノイズリダクション)」機能をONにすると、撮影後に同じ時間のダークフレームを自動撮影してノイズを差し引きます。
長秒NRのメリットはホットピクセルが除去されること、デメリットは処理時間が露光時間と同じだけかかることです。60秒の露光なら60秒の待ち時間が追加されます。日の出前後の限られた時間帯で連続撮影したい場合は、長秒NRをOFFにして撮影数を稼ぎ、後処理でダークフレーム減算やホットピクセル除去を行う方法もあります。Lightroomの「レンズ補正→色収差を除去」のチェックでホットピクセルの大部分が除去できます。残ったホットピクセルはスポット修正ツールで個別に除去します。長秒NRのON/OFFは撮影シーンの時間的余裕に応じて判断してください。
光漏れ対策|ファインダーとマウント部の遮光
長時間露光(10秒以上)では、光学ファインダーやマウント部の隙間から入る光(光漏れ)が画像に影響することがあります。一眼レフカメラではファインダーアイピースから入った光がセンサーに到達し、画像の上部に白っぽい帯が出現します。
一眼レフの場合、ファインダーアイピースのシャッター(内蔵されている機種)を閉じるか、アイピースカバーを被せて遮光してください。ミラーレスカメラではファインダーがEVFのため、この問題は原則として発生しません。角型フィルターホルダーの隙間からの光漏れも長時間露光で問題になることがあります。NiSiの100mmホルダーには遮光用のスポンジガスケットが組み込まれていますが、経年劣化でスポンジが痩せると隙間が生じます。黒いパーマセルテープでホルダーの隙間を塞ぐ対策が有効です。
まとめ|NiSi NDフィルターの選び方と使い方の要点
NiSi NDフィルターは風景撮影の表現幅を広げる重要なアクセサリーです。段数の選択・角型/丸型の形式選び・GNDフィルターの活用法を理解すれば、長時間露光と輝度差制御を自在に操れるようになります。
- ND=Neutral Density。光量をND倍率分の1に減衰。ND8=3段(1/8)、ND64=6段(1/64)、ND1000=10段(1/1024)
- 丸型: ねじ込み式・携帯性高・GND位置調整不可。角型: ホルダー式・3枚重ねがけ・GND位置調整自在
- GNDフィルター: ソフト(稜線不規則)、ハード(水平線直線)、リバース(日の出日の入り)の3種
- 滝・渓流: ND64(6段)でSS1/4-2秒。シルク状にするならND1000(10段)でSS4-10秒
- 海岸の超長時間露光: ND32000(15段)でSS60秒以上。海面がシルク状に平滑化
- 日中ポートレート(F1.4開放): ND8(3段)でSS1/2000-1/4000秒に収める
- NiSi IRNDは赤外線カット付きで色被りが少ない。ND1000以上では品質差が顕著
- 入門セット: IRND64(77mm)1枚約8,000円から。中級: IRND64+IRND1000の2枚約18,000円
- NDフィルター装着前に構図・ピント・露出を決定。MFに切り替えてからフィルターを装着
- フィルター径77mmが最も汎用的。ステップアップリングで小径レンズにも対応可能
まずはNiSi IRND64(6段・77mm)を1枚購入し、滝や渓流でF11・ISO100・三脚使用で長時間露光を試してください。フィルターなしのSS1/250秒がND64装着で約1/4秒になり、水が白い帯状に流れる表現を初めて体験できます。

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