コダックPIXPRO FZ55とFZ45は、見た目がほぼ同じで価格帯も近いため「何が違うのかわからない」と迷う方が多いコンパクトデジタルカメラです。結論から言えば、両機の違いは主に5つ。光学ズーム倍率・焦点距離・電源方式・本体サイズ・重量です。とくに焦点距離はFZ55が28〜140mm、FZ45が27〜108mmと望遠側で32mmの差があり、運動会やテーマパークでの撮影距離に直接影響します。一方、FZ45は単三電池駆動という唯一無二の利点があり、旅先やアウトドアでの電池切れリスクを根本から解消できます。この記事では、両機のスペックを1つずつ数値で比較し、「自分にはどちらが合うのか」を判断できる情報を提供します。
・コダックFZ55とFZ45の5つの違いを数値で比較できる
・光学ズーム5倍と4倍で撮れる範囲がどれだけ変わるかがわかる
・USB充電と単三電池、それぞれの運用コストと利便性を把握できる
・撮影シーン別にどちらを選ぶべきか判断基準が手に入る
コダックFZ55とFZ45の違いを一覧表で把握する|5項目を数値で整理
FZ55とFZ45のスペック差は「ズーム・電源・サイズ」の3軸に集約される
コダックFZ55とFZ45の違いは、大きく分けて3つの軸に集約されます。ズーム性能(光学倍率と焦点距離)、電源方式(USB充電か単三電池か)、そして本体のサイズ・重量です。センサーは両機とも1/2.3型BSI CMOSの約1635万画素で同一、液晶モニターも2.7型23.04万ドットで差がありません。つまり、画素数やモニター品質で選ぶ必要はなく、使い方に直結する3軸で判断すればよいということです。「高画素のほうが高画質」と思い込んでFZ55を選ぶ方がいますが、画素数は同じなので注意してください。
| 項目 | FZ55 | FZ45 |
|---|---|---|
| 有効画素数 | 約1635万画素 | 約1635万画素 |
| センサー | 1/2.3型BSI CMOS | 1/2.3型BSI CMOS |
| 光学ズーム | 5倍 | 4倍 |
| 焦点距離(35mm換算) | 28〜140mm | 27〜108mm |
| 開放F値 | F3.9〜F6.3 | F3.0〜F6.6 |
| 電源方式 | USB充電(リチウムイオン) | 単三電池×2本 |
| 本体重量 | 約106g | 約117g(電池別) |
| 外形寸法(幅×高×奥) | 約95.0×56.4×22.2mm | 約約104.5×62.2×30.3mm |
| 液晶モニター | 2.7型 23.04万ドット | 2.7型 23.04万ドット |
| 動画 | フルHD 1080p | フルHD 1080p |
価格差は2,000〜3,000円|コスパで選ぶならFZ45だが落とし穴がある
2026年4月時点での実勢価格は、FZ55が約16,000〜18,000円、FZ45が約13,000〜15,000円で、差額は2,000〜3,000円程度です。「安いほうでいい」と価格だけでFZ45を選ぶ方がいますが、FZ45は単三電池駆動のため、ランニングコストが発生します。アルカリ電池では撮影枚数が約120枚と少なく、頻繁に電池交換が必要です。エネループなどの充電式電池(約2,000円)を別途購入することを考えると、初期投資の差額は実質的に縮まります。本体価格だけでなく、1年間の総コストで比較することが重要です。
両機に共通する「変わらない」スペックを知っておく理由
FZ55とFZ45で共通しているスペックは、画素数(1635万画素)、センサーサイズ(1/2.3型)、液晶モニター(2.7型23.04万ドット)、動画性能(フルHD 1080p)、手ブレ補正(電子式)です。これらが同一であることを知っておくと、「FZ55のほうが画質がいい」「FZ55は動画性能が上」といった誤った情報に惑わされなくなります。SNSでは「FZ55のほうが写りがいい」という投稿が散見されますが、センサーが同じである以上、画素レベルの画質差はありません。差が出るのはレンズの開放F値による取り込める光量の違いで、これは次のH2で詳しく解説します。
コダックFZ55とFZ45のズーム性能の違い|光学5倍と4倍で焦点距離32mm差
望遠端140mmと108mmで被写体の大きさは約1.3倍変わる
FZ55の望遠端は35mm換算で140mm、FZ45は108mmです。この32mmの差は、同じ距離から撮影した場合、被写体の大きさが約1.3倍異なることを意味します。計算は単純で、140÷108≒1.30です。たとえば、10m先に立つ人物を撮影した場合、FZ55では上半身がフレームに収まるサイズで写りますが、FZ45では腰から上が入る程度に小さくなります。運動会で30m先の子どもを撮る場面では、この1.3倍の差が「顔の表情が判別できるかどうか」の分かれ目になります。ただし、スマホのピンチ拡大に慣れた方にとっては「たった1.3倍」と感じるかもしれません。デジタルズーム併用でFZ55は最大30倍、FZ45は最大24倍まで拡大できますが、デジタルズームは画素の補間処理なので画質が劣化します。
広角端はFZ45の27mmがわずかに広い|集合写真で差が出る
広角端はFZ55が28mm、FZ45が27mmで、FZ45のほうが1mm広く撮れます。「たった1mm」と思うかもしれませんが、広角側の1mmは画角に換算すると約2度の差があり、横幅で約3.5%広い範囲が写ります。具体的には、3m先で横一列に並んだ8人の集合写真を撮る場合、FZ45では全員がギリギリ収まるシーンでも、FZ55では端の1人が切れる可能性があります。室内のパーティーや狭い店内での撮影では、この1mmの差が「もう一歩下がれるかどうか」に直結します。逆に、風景撮影では1mmの差はほぼ体感できません。集合写真を頻繁に撮るなら、この広角端の違いは覚えておく価値があります。
開放F値の違いがISO感度に影響する|FZ45のF3.0は暗所で有利
意外と見落とされがちなのが開放F値の違いです。FZ45は広角端でF3.0、FZ55はF3.9です。F値が小さいほどレンズが取り込める光量が増えます。具体的には、F3.0とF3.9の光量差は(3.9÷3.0)²≒1.69倍です。つまり、FZ45はFZ55より約1.7倍多くの光をセンサーに届けられます。この差は室内や夕方の撮影で顕著に現れます。同じ明るさのシーンで同じシャッター速度を維持する場合、FZ55ではISO 800が必要な場面でもFZ45ならISO 500程度で済みます。1/2.3型の小さなセンサーではISO 400を超えるとノイズが目立ち始めるため、ISO感度を低く抑えられるFZ45の広角端F3.0は実用上の利点です。ただし、望遠端ではFZ55がF6.3、FZ45がF6.6とほぼ同等になるため、この有利さは広角〜中間域に限定されます。
F値はレンズの焦点距離を有効口径で割った値です。F3.0のレンズはF3.9より有効口径が大きく、同じ時間でより多くの光をセンサーに届けます。光量は有効口径の面積に比例するため、F値の比の2乗で差が出ます。FZ45の広角端F3.0は、FZ55のF3.9と比べて約1.7倍の光を集められる計算になります。
電源方式の違いがコダックFZ55とFZ45の使い勝手を左右する
FZ55のUSB充電は手軽だが「充電しながら撮影」はできない
FZ55はリチウムイオンバッテリー内蔵で、USB(Micro-B)による充電方式を採用しています。スマホと同じ感覚で充電できるため、自宅やカフェのUSBポートから給電でき、電池を別途購入する必要がありません。充電時間は約3.5時間で、フル充電での撮影可能枚数はCIPA基準で約200枚です。ただし、FZ55は充電中に電源を入れて撮影することができません。バッテリーが切れたら充電完了まで待つ必要があるため、長時間の撮影イベントでは「途中で使えなくなる」リスクがあります。モバイルバッテリーを持参しても、充電中は撮影できない点に注意してください。
FZ45の単三電池は「どこでも買える」安心感が最大の武器
FZ45は単三アルカリ電池2本で駆動します。コンビニ・100円ショップ・スーパーなど、日本国内ならほぼどこでも入手可能です。海外旅行先でも単三電池は世界共通規格のため、入手に困ることはまずありません。アルカリ電池での撮影可能枚数はCIPA基準で約120枚と少なめですが、エネループなどのニッケル水素充電池を使えば約200枚まで伸びます。予備電池を2本ポケットに入れておけば、電池交換に要する時間はわずか10秒程度。「充電待ち」という概念がないのが単三電池駆動の最大の利点です。登山・キャンプ・海外旅行など、電源確保が難しい環境ではFZ45が圧倒的に有利です。
1年間の電源コストを計算する|充電式電池なら差額はほぼゼロ
FZ55のUSB充電にかかる電気代は、1回の充電で約0.5円(3.7V×700mAh÷1000×27円/kWh)です。週1回充電して年間約26円。一方、FZ45でアルカリ電池を使った場合、120枚ごとに2本(約200円)が必要で、月200枚撮影すると月約330円、年間約4,000円になります。ただし、エネループ(単三2本セットで約1,500円、充電器込み約2,500円)を導入すれば、充電1回の電気代は約0.3円で、年間のランニングコストはほぼゼロに近づきます。結論として、FZ45を購入する場合はエネループの同時購入を前提にすべきです。本体価格差の約2,000〜3,000円にエネループ代約2,500円を加えると、FZ55との総コスト差は実質ほぼなくなります。
| 項目 | FZ55(USB充電) | FZ45(アルカリ電池) | FZ45(エネループ) |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円(付属) | 0円(付属なし) | 約2,500円 |
| 1回あたりコスト | 約0.5円 | 約200円 | 約0.3円 |
| 年間コスト(月200枚) | 約26円 | 約4,000円 | 約16円 |
実はFZ45の電池駆動は「フィルムカメラ的な運用」に向いている
FZ45の単三電池駆動は、一見すると「古い仕様」に思えますが、実はフィルムカメラに近い運用スタイルに適しています。アルカリ電池で約120枚という制限は、36枚撮りフィルム約3.3本分に相当します。撮影枚数が有限であることを意識すると、1枚1枚の構図やタイミングを丁寧に考えるようになります。コダックのコンデジを選ぶユーザーには「フィルムカメラのようなレトロな撮影体験」を求める層が一定数おり、FZ45の電池駆動はその感覚に合致します。もちろん、エネループを使えば約200枚まで伸びるため、実用面で困ることもありません。
コダックFZ55とFZ45のサイズ・重量の違い|11gと厚み8mmの差は体感できるか
FZ55は厚さ22.2mmでシャツの胸ポケットに収まる
FZ55の外形寸法は約95.0×56.4×22.2mm、重量は約106g(本体のみ)です。厚さ22.2mmはスマートフォン(一般的に7〜9mm)の約2.5倍ですが、シャツの胸ポケットやジーンズの前ポケットに入るサイズです。106gという重量は、一般的なスマートフォン(170〜200g)より50%以上軽く、長時間首から下げても負担になりません。コンパクトカメラの「いつも持ち歩ける」という価値を最大化するなら、このサイズと重量は大きな利点です。
FZ45は厚さ30.3mmで単三電池分のかさばりがある
FZ45の外形寸法は約104.5×62.2×30.3mmで、FZ55と比較して幅+9.5mm、高さ+5.8mm、厚さ+8.1mmです。本体重量は約117g(電池別)ですが、単三電池2本(約46g)を入れると実使用重量は約163gになります。FZ55の106gと比べると57gの差で、これは単三電池約2本分の重さに相当します。厚さ30.3mmはシャツの胸ポケットには少し厳しく、ジャケットのポケットやカバンに入れての持ち運びが現実的です。ただし、163gでも一般的なスマートフォンと同等かそれ以下であるため、「重くて持ち歩けない」というレベルではありません。
グリップ感はFZ45のほうが安定する|厚みが手のひらにフィットする
厚さの差は携帯性ではFZ55有利ですが、撮影時のグリップ感ではFZ45に分があります。FZ55の22.2mmは薄すぎて指先だけで挟む持ち方になりやすく、片手撮影時にカメラが安定しにくい傾向があります。FZ45の30.3mmは手のひらの母指球(親指の付け根の膨らみ)にフィットしやすく、シャッターを押す際のブレが軽減されます。とくに望遠端で撮影するときは手ブレの影響が拡大されるため、グリップの安定性は画質に直結します。望遠端140mmのFZ55で手ブレを起こさないシャッター速度の目安は1/140秒以上、108mmのFZ45では1/108秒以上です。グリップが不安定だとこの目安よりさらに速いシャッター速度が必要になり、ISO感度が上がってノイズが増えるという悪循環に陥ります。
FZ55を片手で撮影して手ブレ写真を量産する
FZ55は薄型軽量のため、スマホ感覚で片手撮影しがちです。しかし、スマホと違って光学式手ブレ補正がなく電子式のみのため、片手撮影ではブレやすくなります。対策は「両手で構え、脇を締め、息を止めてシャッターを押す」という基本姿勢の徹底です。望遠端では1/140秒以上のシャッター速度を確保してください。
コダックFZ55とFZ45の画質・センサー性能に違いはあるのか
センサーは同一だが「レンズの明るさ」が暗所画質を分ける
FZ55とFZ45は同じ1/2.3型BSI CMOSセンサー(約1635万画素)を搭載しているため、同じ条件で撮影すれば画質に差はありません。ただし、前述の通り広角端の開放F値がFZ45のF3.0に対しFZ55はF3.9で、約1.7倍の光量差があります。暗い場所では、この差がISO感度の上昇幅に直結し、結果としてノイズ量に差が出ます。1/2.3型センサーはISO 200までならノイズがほぼ目立ちませんが、ISO 400で粒状感が出始め、ISO 800以上では明確にザラつきます。室内撮影が多い方は、広角端F3.0のFZ45のほうがISO感度を低く抑えられるため、結果的にノイズの少ない写真が得られます。
1/2.3型センサーの限界を知っておく|スマホとの画質差は縮まっている
FZ55・FZ45が搭載する1/2.3型センサーのサイズは約6.2×4.6mmで、面積は約28.5mm²です。2026年現在のフラグシップスマートフォンが搭載する1/1.3型センサー(面積約73mm²)と比較すると、センサー面積は約39%しかありません。センサー面積が小さいほど1画素あたりの受光面積が減り、暗所でのノイズ耐性が低下します。さらに、スマホは複数枚合成のコンピュテーショナルフォトグラフィーで画質を向上させるのに対し、FZ55・FZ45にはその機能がありません。つまり、純粋な画質だけで比較すると、最新スマホのほうが有利な場面があります。しかし、FZ55・FZ45の価値は「光学ズーム」と「コダック独特の色味」にあります。デジタルズームでは得られない光学的な解像感と、フィルム時代から培われたコダックの色再現は、スマホでは代替できない要素です。
動画性能は両機ともフルHD止まり|4K撮影はできない
FZ55・FZ45ともに動画はフルHD(1920×1080p)の撮影が可能で、フォーマットはMOV(Motion JPEG)、音声はリニアPCMモノラルです。4K撮影には対応していません。フルHDの画素数は約207万画素で、1635万画素のセンサーの約12.7%しか使わないため、画素の余裕があります。ただし、Motion JPEGはH.264やH.265と比べてファイルサイズが大きく、32GBのSDカードでフルHD撮影した場合の録画時間は約60分程度です。また、動画撮影中の光学ズーム操作時にモーター音がマイクに拾われるため、静音性を求める場面ではズーム操作を控えるのが現実的です。動画メインで使いたい方には、正直なところ両機とも力不足と言えます。
BSI CMOS(裏面照射型CMOS):従来のCMOSセンサーは配線層が受光面の上にあり光が遮られていましたが、BSI CMOSは配線層を裏面に移動させ、受光効率を約30%向上させた構造です。FZ55・FZ45ともにこのBSI CMOSを採用しており、1/2.3型という小さなセンサーでも効率的に光を取り込めます。
撮影シーン別|コダックFZ55とFZ45どちらを選ぶべきか
旅行・街歩きにはFZ55の軽量コンパクトが有利
旅行や街歩きでは、カメラを1日中持ち歩くため、サイズと重量が快適さに直結します。FZ55は106gで厚さ22.2mm、FZ45は電池込み163gで厚さ30.3mmです。8時間の街歩きで首から下げ続けた場合、57gの差は首や肩の疲労として蓄積します。また、旅行先ではホテルのUSBポートやモバイルバッテリーで充電できるFZ55のほうが電源確保が容易です。ただし、東南アジアやアフリカなど電源事情が不安定な地域への旅行では、コンビニで電池が買えるFZ45の安心感が逆転します。国内旅行や都市部の海外旅行ならFZ55、電源インフラが整っていない地域ではFZ45という使い分けが合理的です。
運動会・スポーツ観戦ではFZ55の望遠140mmが1歩リードする
運動会やスポーツ観戦では、被写体との距離が20〜50mになることが多く、望遠端の焦点距離が重要です。FZ55の140mmとFZ45の108mmでは、50m先の被写体の写る大きさが約1.3倍異なります。具体的には、50m先で走る子どもの場合、FZ55では胸から上がフレームに収まりますが、FZ45では腰から上が入るサイズです。顔の表情を判別したいなら、FZ55の140mmのほうが確実に有利です。ただし、両機とも光学式手ブレ補正がなく電子式のみなので、望遠端での動体撮影はブレとの戦いになります。シャッター速度はFZ55で最低1/250秒、FZ45で最低1/200秒を確保し、日中の屋外であればISO 100〜200で問題ありません。
室内・夜景撮影ではFZ45のF3.0が暗所耐性で勝る
室内のカフェ撮影や夜景スナップでは、光量が限られるため開放F値の小さいレンズが有利です。FZ45の広角端F3.0は、FZ55のF3.9より約1.7倍多くの光を取り込めるため、同じシャッター速度ならISO感度を約40%低く設定できます。たとえば、カフェの窓際席(約300ルクス)でFZ55がISO 800・1/60秒になる場面で、FZ45ならISO 500・1/60秒で撮影でき、ノイズの少ない仕上がりになります。夜景撮影では三脚使用が前提ですが、手持ちでスナップする場合はFZ45の明るいレンズが助けになります。ただし、夜景で望遠を使いたい場合は望遠端のF値がほぼ同じ(FZ55:F6.3、FZ45:F6.6)なので差はなくなります。
| 撮影シーン | 推奨モデル | 理由 |
|---|---|---|
| 国内旅行・街歩き | FZ55 | 106gの軽さ+USB充電 |
| 海外旅行(途上国) | FZ45 | 単三電池で電源不要 |
| 運動会・スポーツ | FZ55 | 望遠140mmで被写体1.3倍大きく |
| 室内・カフェ | FZ45 | 広角F3.0で低ISO維持 |
| 登山・キャンプ | FZ45 | 電池切れリスクゼロ |
| 夜景スナップ(手持ち) | FZ45 | F3.0で暗所に強い |
| 日常スナップ・通勤 | FZ55 | ポケットに入る薄さ |
コダックFZ55とFZ45のカラーバリエーションと外観の違い
FZ55は5色展開でファッション性が高い
FZ55はブラック、ホワイト、レッド、ブルー、ベビーピンクの5色展開です。とくにベビーピンクはSNSでの人気が高く、カメラ本体を被写体として「映える」写真が撮れることから、若年層を中心に指名買いされています。本体のデザインはフラットな直線基調で、レトロなフィルムカメラを彷彿とさせるシンプルな外観です。ストラップホールが本体上部にあり、ネックストラップやハンドストラップを取り付けてアクセサリー感覚で持ち歩くユーザーが多い傾向です。カラーバリエーションの豊富さは、カメラを「持つ楽しさ」につなげるFZ55の強みです。
FZ45は4色展開でクラシックな印象
FZ45はブラック、ホワイト、レッド、ブルーの4色展開で、FZ55にあるベビーピンクがありません。本体デザインはFZ55よりやや丸みを帯びたフォルムで、グリップ部分にわずかな凹凸があり、持ちやすさに配慮されています。単三電池のスペースが必要なぶん本体が厚くなっており、手に持ったときの「カメラらしさ」はFZ45のほうが強く感じられます。色選びで迷った場合は、どの服装にも合わせやすいブラックかホワイトが無難です。特定の色が在庫切れで入手困難になることがあるため、欲しい色が見つかったタイミングで購入することを推奨します。
付属品の違い|FZ55にはUSBケーブル、FZ45には電池が付属しない点に注意
FZ55の付属品はUSBケーブル(Micro-B)、リストストラップ、クイックスタートガイドです。充電に必要なケーブルが同梱されているため、開封してすぐに充電を始められます。ただし、ACアダプターは付属しないため、スマホの充電器やPCのUSBポートを利用する必要があります。FZ45の付属品はリストストラップとクイックスタートガイドのみで、単三電池は付属しません。購入時に電池を同時に買い忘れると、開封しても撮影できないという事態になります。FZ45を購入する際は、エネループなどの充電式電池と充電器を同時に注文することを強く推奨します。
FZ45を買ったのに電池を買い忘れて撮影できない
FZ45には単三電池が付属しません。開封して「あれ、電源が入らない」と慌てるケースが報告されています。対策は購入時にエネループ(単三2本+充電器セット、約2,500円)を同時に注文することです。アルカリ電池でも動作しますが、撮影可能枚数が約120枚と少ないため、長期的にはエネループのほうが経済的です。
コダックFZ55とFZ45で初心者がやりがちな失敗と対策
デジタルズームを常用して画質劣化に気づかない
FZ55は光学5倍×デジタル6倍で最大30倍、FZ45は光学4倍×デジタル6倍で最大24倍のズームが可能です。しかし、デジタルズームは画像の一部を切り出して拡大する処理であり、光学ズームとは根本的に異なります。光学ズームはレンズを物理的に動かして焦点距離を変えるため、ズーム後も1635万画素の解像度が維持されます。一方、デジタルズーム6倍では1画素あたりの情報量が1/36に低下し、A4サイズ以上にプリントするとモザイク状のジャギーが目立ちます。対策は、カメラの設定でデジタルズームをオフにするか、光学ズームの範囲内で撮影する習慣をつけることです。「もっと寄りたい」と思ったら、デジタルズームではなく自分の足で被写体に近づいてください。
SDカードの速度クラスを気にせず購入してフルHD動画が途切れる
FZ55・FZ45ともにSDHC/SDXCカードに対応していますが、SDカードには速度クラスがあり、遅いカードではフルHD動画の書き込みが追いつかず、録画が途中で停止します。フルHD動画(Motion JPEG)のビットレートは約20〜30Mbpsで、最低でもClass 10(10MB/秒)のSDカードが必要です。安価なClass 4やClass 6のカードでは書き込み速度が足りず、数秒〜数十秒で録画が中断されます。写真撮影のみなら低速カードでも問題ありませんが、動画も撮るならClass 10以上、できればUHS-I U1以上のカードを選んでください。32GBのClass 10カードは800〜1,200円程度で購入できるため、ここでコストを削る理由はありません。
フラッシュの到達距離を過信して暗い写真を量産する
FZ55・FZ45ともに内蔵フラッシュを搭載していますが、有効到達距離は約1.5〜3m程度です。5m以上離れた被写体にフラッシュを焚いても、光は届かずただ電池を消耗するだけです。物理的にはフラッシュの光量は距離の2乗に反比例して減衰します(逆2乗の法則)。3m先で十分な光量があっても、6m先では光量が1/4になり、露出不足で暗く写ります。夜間の風景やステージ撮影でフラッシュを使う方がいますが、効果はありません。対策は、フラッシュを使うのは被写体が3m以内の場合に限定し、それ以上の距離ではISO感度を上げるか、三脚でシャッター速度を遅くして対応することです。
光の強度は距離の2乗に反比例して減衰します。フラッシュから被写体までの距離が2倍になると、光量は1/4に低下します。FZ55・FZ45の内蔵フラッシュで適正露出が得られるのは約3m以内です。これを超える距離では、フラッシュに頼らずISO感度の調整やシャッター速度の変更で対応してください。
まとめ|コダックFZ55とFZ45の違いを理解して自分に合う1台を選ぶ
コダックPIXPRO FZ55とFZ45の違いは、光学ズーム倍率、焦点距離、開放F値、電源方式、本体サイズの5つに集約されます。画素数・センサー・液晶・動画性能は同一であるため、「どちらが高画質か」で悩む必要はありません。選択基準はシンプルで、望遠と携帯性を重視するならFZ55、暗所での明るさと電池の自由度を重視するならFZ45です。
両機の違いと選び方のポイントを整理します。
- FZ55は光学5倍ズーム(28〜140mm)、FZ45は光学4倍ズーム(27〜108mm)。望遠端で被写体の大きさが約1.3倍異なる
- FZ45の広角端F3.0はFZ55のF3.9より約1.7倍明るく、室内撮影でISO感度を約40%低く抑えられる
- FZ55はUSB充電(撮影可能約200枚)、FZ45は単三電池(アルカリ約120枚、エネループ約200枚)。充電しながらの撮影は両機とも不可
- FZ55は106gで厚さ22.2mm、FZ45は電池込み163gで厚さ30.3mm。ポケット携帯ならFZ55が有利
- FZ45でエネループを使う前提なら、1年間の総コストはFZ55とほぼ同等になる
- 運動会や旅行のスナップにはFZ55の望遠と軽さが効き、登山や海外旅行には FZ45の電池駆動が安心
- 両機とも光学式手ブレ補正は非搭載。望遠端ではシャッター速度1/焦点距離秒以上を確保して手ブレを防ぐ
まずはこの設定で試してみてください。日中の屋外スナップなら、ISO 100、シャッター速度1/250秒、ズームは光学ズームの範囲内に収める。これだけで両機とも十分にシャープな写真が撮れます。カメラを選んだら、あとは撮影枚数を重ねることが上達への最短ルートです。
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